「三井住友NL、また改悪か」——そう感じている方は多いと思います。私自身も三井住友カード(NL)をメインカードとして使ってきたので、変更のたびに「これはさすがに痛い」と感じてきました。
2025年〜2026年にかけて、三井住友NLには立て続けに3つの変更が加わりました。「コンビニで得をするためのカード」という認識で持っている方ほど、内容を把握しておかないと知らないうちに損をしています。
この記事では、3つの変更内容を正確に整理し、「今後も持ち続ける価値があるか」「対策はあるか」をわかりやすく整理します。
2025〜2026年の改悪3点まとめ
まず全体像を把握することが、対策の第一歩です。
| 変更内容 | 変更前 | 変更後 | 適用開始 |
|---|---|---|---|
| コンビニ等でのカードタッチ決済の還元率 | 最大5% | 1.5%→2025年12月1日以降は対象外(0%) | 2025年1月1日〜/2025年12月1日〜 |
| コンビニ等でのスマホタッチ決済の還元率 | 最大5% | 最大7%(据え置き) | 変更なし |
| 年間100万円利用の集計対象外拡大 | au PAY・Kyash等は集計対象 | au PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカードが新たに対象外に(交通系電子マネーチャージは元々対象外) | 2026年3月〜 |
| Vポイントの交換先縮小 | WAON等へ移行可 | WAON等への移行サービス終了 | 2026年3月31日〜 |
どれも「じわじわ損をする」タイプの改悪です。一つひとつを詳しく解説します。
改悪①:コンビニのカードタッチ決済が対象外に(2025年1月・12月〜)
三井住友NLの最大の売りは「セブンイレブン・ローソン・マクドナルドなどの対象店舗でポイント還元率が高い」という点でした。しかし2025年1月1日、さらに2025年12月1日と段階的に、この特典の適用条件が変わっています。
- カードを直接タッチして支払う場合:最大5%→2025年1月に1.5%へ引き下げ→2025年12月1日以降は特典の対象外(0%)に
- スマホ(Apple Pay / Google Pay)のタッチ決済・モバイルオーダーの場合:引き続き最大7%
つまり、財布からカードを出してコンビニのリーダーにかざす支払い方法では、2025年12月以降この特典自体が受けられません。スマートフォンに三井住友NLを登録し、スマホを使ってタッチ決済する必要があります。
私自身、変更に気づかずカードタッチで払い続けた月があり、ポイント履歴を見て「あれ、こんなに少ない?」と気づきました。対象店舗でも、支払い方法を変えないと損をしてしまいます。
「スマホタッチ決済に切り替えるかどうかで、同じ1,000円の買い物でも還元額が0円か70円かに変わります。」
iPhoneの場合はApple Pay、AndroidはGoogle Payにカードを登録し、支払い時はカードを出さずにスマホをかざす習慣に切り替えましょう。設定は5分もあれば完了します。
改悪②:100万円修行の対象外が拡大(2026年3月〜)
三井住友ゴールドNLの年会費永年無料特典(年間100万円利用で達成)を目指す「100万円修行」に取り組んでいる方に直撃する変更です。
2026年3月より、以下の支払いが新たに年間利用金額の集計対象外に追加されました。
- au PAY(マスターカードのみ)
- Kyash
- JAL Pay
- バンドルカード
これまでau PAY・Kyash等でコツコツと100万円に積み上げていた方には痛手です。なお、Suica・PASMO・ICOCAなどの交通系電子マネーへのチャージは、今回の改定より前から一貫して集計対象外でした。「今回新たに対象外になった」わけではないので、通勤でSuicaにオートチャージしている方がこれをきっかけに急に不利になるということはありません。
「100万円修行は、対象外の支払いを把握してから逆算しないと、気づいたら達成できていないことになります。」
対策は「対象内の支払いを意識的に三井住友NLに集中させる」ことです。ネットショッピング・光熱費・保険料・サブスクの支払いをNLに紐づけることで、対象内の利用額を積み上げられます。Suicaチャージ分は別のカードに切り替えるのも一手です。
改悪③:Vポイントの交換先が縮小(2026年3月31日〜)
2026年3月31日をもって、VポイントからWAONポイント・各種マイレージ・商品券・グルメカタログへの移行・交換サービスが終了しました。
「貯めたVポイントをWAONに交換してイオンで使う」「マイルに移してビジネスクラスに乗る」という使い方をしていた方は、この変更で選択肢が狭まっています。
現在Vポイントを使う主な選択肢は、キャッシュバック・Vポイント加盟店での利用・SBI証券での投資信託購入・他社ポイント一部への移行(交換先による)です。ポイントをどこで使うかを、あらかじめ決めておくことが重要です。
「貯めるだけ貯めてほったらかしにしていると、いつの間にか使い道が減っていることがあります。」
改悪後も三井住友NLを持ち続ける価値はあるか?
正直にお伝えします。「年会費永年無料+スマホタッチ決済7%還元」という組み合わせは、2026年現在でもトップクラスの水準です。
年会費0円で、スマホタッチ決済を使えばコンビニ・マクドナルドで7%還元。この水準を超えるカードは現時点では多くありません。年会費が発生するカードと比べても、コスパの面では依然として競争力があります。
ただし「カードを財布から出してタッチ決済するだけ」という使い方では、ほとんど恩恵が得られなくなっています。改悪の本質は「スマートフォンを使いこなせないユーザーには恩恵を渡さない方向」への転換です。スマホ決済を積極的に使える人とそうでない人で、同じカードでも受け取れる価値が大きく変わります。
なお、今回の改悪はNLだけでなくゴールドNLも同様に影響を受けています。他カードへの乗り換えを検討している方は、クレカ改悪2026年まとめも参考にしてください。
今日からできる対策アクション3つ
改悪が発表されたときに大切なのは、「嘆く」より「行動を変える」ことです。
- スマホにカードを登録してタッチ決済に切り替える
iPhoneならApple Pay、AndroidならGoogle Payに三井住友NLを登録します。コンビニ・マクドナルドなど対象店舗では、財布を出さずスマホをかざすだけで最大7%還元が維持されます。 - 100万円修行中の方は「対象外リスト」を把握して支払いを見直す
Suicaチャージ・au PAY・Kyash等は2026年3月以降カウントされません。月々の支払いを棚卸しして、対象内の支払いをNLに集中させましょう。 - 貯まっているVポイントの使い道を今すぐ決める
交換先が縮小している今、使い道を決めずに放置するのはリスクです。SBI証券で投信購入に充てるか、キャッシュバックで消化するか、方針を決めておきましょう。
三井住友NLの基本スペックと活用法については、三井住友カード(NL)完全ガイドで詳しくまとめています。
三井住友NLのスペック(2026年現在)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 基本還元率 | 0.5% |
| 対象店舗スマホタッチ決済 | 最大7% |
| 対象店舗カードタッチ決済 | 対象外・0%(2025年12月〜) |
| 国際ブランド | Visa / Mastercard |
| カード番号 | カード面に記載なし(ナンバーレス) |
| ポイント | Vポイント(1pt=1円相当) |
まとめ:三井住友NLは「使い方を最適化」すればまだ現役
- カードタッチ決済の高還元は2025年12月に終了。スマホタッチ決済に切り替えれば7%は維持
- 100万円修行はau PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカードが対象外に(交通系電子マネーチャージは元々対象外)。支払い先の見直しが必要
- Vポイントの交換先が縮小。計画的に使い切る意識を
改悪は確かにあります。しかし「スマホタッチ決済+年会費無料」という組み合わせは、2026年でも十分に競争力があります。変化に気づいて使い方を合わせることが、賢いカード活用の本質です。
今の使い方を見直して、自分に本当に合ったカードを選びたい方は、2026年クレカおすすめランキングもあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
三井住友NLのコンビニ還元率は今いくらですか?
スマホのタッチ決済(Apple Pay / Google Pay)・モバイルオーダーで支払う場合は最大7%です。カードを直接タッチして支払う場合は、2025年12月1日以降この特典の対象外(0%)になっています。
100万円修行への影響はどのくらいですか?
au PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカードが2026年3月以降カウント対象外になりました。Suicaなどの交通系電子マネーチャージはこの改定より前から対象外だったため、影響はありません。上記の対象外サービスをよく使う方は、達成ラインまでの積み上げ方を見直す必要があります。
Vポイントはまだ使えますか?
はい、Vポイント自体は引き続き使えます。ただしWAONや一部マイレージへの移行サービスは2026年3月末で終了しました。現在の主な使い道はキャッシュバック・SBI証券での投信購入等です。


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