スマホ代の見直しを考えるとき、「結局どこがいいのか」という疑問に行き着きます。比較サイトの表を眺めても、実際の使い心地まではわかりません。私はこれまで、ドコモ・au・ソフトバンクの大手3社すべてと、楽天モバイル、格安SIMの日本通信を実際に契約して使ってきました。その遍歴の末に、現在は私がahamo、妻が日本通信SIMという組み合わせに落ち着いています。この記事では、全部使ったからこそ言える「選び方の結論」を解説します。
この記事はこんな悩みを解決します
- ✓ スマホ代が高い気がするが、どこに乗り換えればいいかわからない
- ✓ 格安SIMは通信品質が不安で踏み切れない
読み終える頃には、自分の使い方に合った回線の選び方と乗り換え手順がわかります。
先に結論
- 通信品質と料金のバランスを取りたいなら大手サブブランド(ahamoなど)
- データをあまり使わない人は日本通信SIMのような従量制の格安SIMが最安クラス
- 夫婦で同じキャリアに揃える必要はない。使い方が違うなら別々が合理的
- 大手3社のメインプランは、特典を使い倒せる人以外には割高になりやすい

大手3社・楽天・格安SIMをすべて使った遍歴
私のスマホ回線の遍歴は、ドコモ・au・ソフトバンクの大手3社を一通り経験したあと、楽天モバイル→日本通信SIM→ahamoという流れです。それぞれのカテゴリを実際に使って感じた特徴は次の通りです。
| カテゴリ | 使って感じた特徴 |
|---|---|
| 大手3社(ドコモ/au/ソフトバンク) | 品質は文句なし。ただし店舗サポートや家族割等を使わないなら料金に見合わない |
| 楽天モバイル | 料金プランは理想的。ただし私の職場の建物では電波が入らず断念。auローミング終了でエリアはさらに厳しくなった |
| 日本通信SIM(MVNO) | とにかく安く、ドコモ網でエリアも広い。ただし昼12時台は通信が大きく制限され、外で昼休みに使う用途には不向きだった |
| ahamo(サブブランド) | ドコモ品質で月2,970円。オンライン手続きに抵抗がなければ不満がない |
結論として、「大手の品質をそのまま、料金だけ下げたい」ならahamoのようなサブブランド、「とにかく月額を最小化したい」なら日本通信SIMのような格安SIM、という棲み分けに行き着きました。
ahamoの実際:ドコモ品質で月2,970円・30GB
ahamoは月額2,970円(税込)で30GB・5分以内の国内通話無料が付くドコモのオンライン専用プランです。以前は20GBでしたが、料金そのままで30GBに増量されました。回線はドコモそのものなので、混雑時間帯でも速度の不満はほぼありません。
- 向いている人:外でもデータを使う、職場など生活圏の電波がドコモ系しか入らない、昼休みも快適に使いたい、手続きはオンラインで十分
- 注意点:キャリアメールがない・サポートは原則オンライン。店舗で相談したい人には不向き
日本通信SIMの実際:月290円から使い、使った分だけ払う
妻が使っているのは、日本通信SIMの「合理的みんなのプラン」(月額1,390円・20GB・月70分の無料通話または5分かけ放題付き)です。回線はドコモ網を借りているため、日常利用のエリアで困ることはありません。日本通信にはさらに安い「合理的シンプル290プラン」(月290円で1GB・以降1GBごとに220円の従量制)もあり、データをほとんど使わない人なら月数百円まで下げることも可能です。
自宅にWi-Fiがあり、外であまりデータを使わない人なら、月数百円〜1,000円台でスマホ代が収まります。妻の場合、20GB+通話付きで1,390円。大手のメインプランの数分の一という水準で、固定費削減のインパクトは絶大です。
- 向いている人:自宅Wi-Fi中心でデータ消費が少ない、料金を限界まで下げたい
- 注意点:お昼休みなど混雑時間帯は速度が落ちることがある。動画を外でたくさん観る人には不向き
「夫婦で別キャリア」という選択
我が家は私がahamo、妻が日本通信SIMと、あえて別々の回線にしています。理由は、二人の「通信が必要な場面」がまったく違うからです。
- 私の条件:職場の建物が電波の入りにくい環境で、まともに通信できるのはドコモ系回線だけ。さらに昼休みの12時からの1時間に快適な速度が必須。日本通信は昼12時台の通信制限が、楽天モバイルは職場の電波がネックで、消去法でahamo一択でした
- 妻の条件:在宅中心のため、広いエリアで安く、そこそこ通信できれば十分。自宅はWi-Fiがあるので昼の制限も関係なし。20GB+通話付きで月1,390円の日本通信「合理的みんなのプラン」が最適でした
「家族なら同じキャリアで家族割」が当たり前とされていますが、立ち止まって考えると、家族割は「全員が大手のメインプランに入ること」が前提の割引です。
例えば家族割で1人あたり月1,000円下がっても、メインプランが月7,000円なら実質6,000円。一方、使い方に合わせてahamo(2,970円)と日本通信(数百円〜)を選べば、割引なしでも合計はずっと安くなります。「割引額」ではなく「支払い総額」で比較するのが、通信費見直しの鉄則です。
それぞれの使い方が違うなら、回線も別々でいい。家族割という言葉に縛られず、一人ひとりに最適なプランを選ぶほうが合理的です。
通信費見直しの手順(実際にやった流れ)
- 今の月額とデータ使用量を確認する:キャリアのマイページで直近3ヶ月の使用GBを見る。ほとんどの人は思ったより使っていません
- 使用量に合わせてプランを選ぶ:月3GB以下なら日本通信などの従量制格安SIM、10GB以上使うならahamoなどのサブブランド
- MNPで乗り換える:電話番号はそのまま。今はオンラインで完結し、SIMロックや違約金の心配もほぼなくなりました
乗り換えの手間は最初の半日だけで、削減効果は毎月ずっと続きます。固定費削減の中でも、通信費は最も費用対効果が高い見直しです。
自宅のネット回線も見直し対象(光回線3社の遍歴)
通信費はスマホだけではありません。我が家の光回線は、フレッツ光→マネーフォワード光→NURO光(いずれもマンションタイプ)と乗り換えてきました。実際に3社使って感じたのは、マンションタイプなら速度・料金とも選択肢が広く、乗り換えのハードルはスマホより低いということです。
光回線選びで押さえるべきポイントは3つです。
- 建物の対応状況が最優先:マンションは建物に導入済みの回線から選ぶのが基本。まず自宅が対応しているかを確認する
- スマホとのセット割は「総額」で判断:セット割につられて高いスマホプランを維持すると本末転倒。我が家はahamo+日本通信なのでセット割なしですが、総額では十分安くなっています
- キャッシュバックより月額と速度:一時金より、毎月の料金と実際の速度のほうが長期では効きます
スマホと光回線を合わせて見直せば、世帯の通信費は大きく変わります。どちらも「一度の手続きで、効果が毎月続く」固定費削減の王道です。
よくある疑問
Q. 格安SIMにすると電話番号やLINEは変わりますか?
A. MNP(番号ポータビリティ)を使えば電話番号はそのまま引き継げます。LINEのアカウントも端末そのままなら変わりません。変わるのは月々の請求額だけです。
Q. 通信品質が不安です。格安SIMで困りませんか?
A. 「いつ・どこで使うか」によります。私の経験では、日本通信(ドコモ網)はエリア自体は広く日常利用に十分ですが、昼12時台は通信が大きく制限されます。在宅中心の妻には問題なし、昼休みに外で使う私には致命的、と同じSIMでも評価が分かれました。品質を一切妥協したくないなら、ドコモ回線そのもののahamoが安心です。
Q. 大手キャリアのままでいい人はいますか?
A. います。店舗サポートを重視する方、キャリア決済や付帯特典を使い倒している方、法人契約や割引で実質負担が小さい方などです。大事なのは「自分が何にお金を払っているか」を把握したうえで選ぶことです。
まとめ:浮いた通信費は投資へ
大手3社・楽天・格安SIMをすべて使った結論は、「品質重視ならahamoなどのサブブランド、最安重視なら日本通信などの従量制SIM、夫婦で揃える必要なし」というシンプルなものでした。通信費の見直しは一度やれば毎月効果が続きます。そして浮いたお金は、そのまま新NISAの積立に回せば、節約が資産形成に直結します。固定費削減の全体像は、以下の記事で解説しています。
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